
アルメニアに来たら
必ずやりたいことが
ありました。それは
ステージ衣装用タラズの
オーダーメイドを
申し込みに行くこと。
タラズとはアルメニアの
各地で着用されてきた
民族衣装のこと。
地域によってモチーフや
文様も様々。
ここ数年、
アルメニア共和国にまつわる
コンセプトを持つイベントへ
出演した時はタラズを
着用していました。

訪問先情報
Teryan Cultural Center
72 Teryan St., Yerevan 0009, Armenia
※アルメニア国立図書館 B1F
★Instagramはこちら
https://www.instagram.com/teryan_cultural_center
★Google Mapはこちら
https://maps.app.goo.gl/hRBjuBNEGCRJz7yF6

Instagramのアカウントが本ページに埋め込み出来ず残念ですが、
写真撮影も非常にクオリティが高く、投稿を見るだけでも楽しめる店舗様。
アルメニア国立図書館のある建物の地下へ降りて入店。これほど豊かな
トラディショナル・アパレルを創作する店舗があるとは驚きです。
お店でのコミュニケーションも英語可。多数の在庫からもじっくり選べます。

店頭で対応して下さったのは、Anush Khojumyanさん。
https://www.instagram.com/anush_khojumyan/
私がスマホ片手に写真を見せて、
こういうタラズを作りたい的なことを
片言英語で伝えたのを理解して下さり。
まずはベースになる衣装を選定。
そこから丈の長さやカラーリングを
整えてゆきました。
店舗の中でしばらく待っていたりする間も、
樽見が退屈しないようにお気遣いをしてくださる
Anushさん。こちらが申し訳なくなってしまうほど。
彼女は刺繍アーティストであり、
ファッションコーディネーターとして
活躍する著名人であり、トラディショナルな文化を
現代の生活に活かすライフスタイルを
実践する活動をなさっています。
刺繍に対する情熱もそうですが
実に聡明で、初めてアルメニアに来た私のような
来店客の緊張を自然にほどいてくれる、
そんな温かさに溢れた方でした。




大きな文様から、細部まで際立ったモチーフまで…
一口に刺繍と言っても可能性は広い。
どんな作品も作り終えるまでに1か月以上は
費やしているそうだ。Anushさんは心の底から
刺繍が好きなんだなと思えた。
Teryan Cultural Centerでは、
タラズを中心とした製造販売のみでなく、
アクセサリやステンドグラス、
タペストリー、レザークラフト等
トラディショナルな文化にかんする
トータルプロデュースや、クリエイター育成の
トレーニングコース等も行っているようです。
今回タラズだけでなく、アルメニア各地の
民族衣装のイラストモデルブックも購入。
こういった資料本も出版していて触手が
多方面すぎる。それに樽見自身も
こういう資料本が欲しかったので嬉しい。

そして、オーダーメイドタラズ完成
いかがでしょう。ブラウンを土台に、モチーフは金。
帰国後、千葉市内の撮影場所をお借りして自撮り。
写真には載せませんでしたが、
実は背中のモチーフもなかなか良いのです。
これからのコンサートでも着用していきますので
背中を見たい方は是非、会場へ!

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